起業したときから、新繊維「クモノス」の生産が4,500倍(2016年2月現在)までに向上したスパイバー。

成長を続ける同社が、これまでに歩んできた過程をご紹介します。

2007年にスパイバー設立

スパイバーは、関山社長が2007年9月に神奈川県藤沢市に設立しました。

それも、関山社長は慶応大学湘南藤沢キャンパス出身だったためです。

ですが間もなくして、2008年6月に山形県鶴岡市に本社を移転させ、

現在までに至ります。

意外な起業目的とは?

スパイバーが現在取り組んでいる主な事業はクモノスの生産です。

これは、関山社長が慶応大学時代に研究していたのがクモノスの生産であったことが大きな理由です。

 

そんなスパイバー、実は会社として設立された理由は、資金繰りでした。

当時大学の博士課程だった関山社長は、研究費で使うための金額よりも、

会社を設立し、投資家からの投資を持って、数億円単位の資金が必要だったためです。

 

それだけのコストがかかるクモ糸の研究ですが、投資家からの投資を集め、

現在に至るということは、それだけ希望をいだける事業であることと言えるでしょう。

なぜ鶴岡市に本社を設立したのか?

なぜ東京などの首都圏ではなく、山形県鶴岡市に本社を構えるようになったのか。

おそらく多くの人が抱える疑問と思いますが、これについても関山社長は面白い理由を述べています。

 

それは「スクリーニング」です。

どういった所がスクリーニングかというと、

スパイバーは企業としては特異ともいえる研究に重点を置くバイオベンチャー企業です。

ですので、単に知名度だけなどの人気で入社されても困るのが実情です。

 

元々関山社長と鶴岡市との関係は慶応大学環境学部でのゆかりなのですが、

中でも一番大きな要因として挙げられるのが、富田勝教授です。

富田勝さんは、慶応大学教授であり、

現在、東証マザースに上場している「ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(6090)」の取締役でもあります。

関山社長は彼を恩師として尊敬しているかたわら、

現在も鶴岡市で同じバイオベンチャーの創業者として活動をしています。

 

海外からも多数参加!スパイバーで働く外国人たち

スパイバーは海外からの入社希望も多く、現在は社員の1/10が外国人の方です。

海外的にはまったくといっていいほど知名度のない鶴岡市ですが、

それでも入社したい!という意気込みのある人ほど、熱心に仕事をしてくれると関山社長は語っています。

 

バイオベンチャーがどんどん集結している鶴岡市は、未来のシリコンバレーとも言われるほどに業界からは注目されているところ。

地元民ですが、これからもスパイバーに目が離せません。