現在注目されているIPOの中でも、最も筆頭と言われているのがスパイバーです。

今回は、私の地元に本社のあるスパイバーについてご紹介します。

 

スパイバーとは?

spiber
スパイバー本社外観

スパイバーは、ざっくり言うと山形県鶴岡市に本社を置く「繊維」の会社です。

ですが、この繊維がタダモノじゃないから世間から注目を浴びています。

それは、QMONOS(クモノス)という繊維です。

 

QMONOSはその名の通り、クモの糸をイメージしたもので、

人工的に創られたクモの糸です。

驚くべきはそのポテンシャルで、その強さはなんと防弾チョッキの約7倍と言われています。

 

またスパイバーという社名、

これは「スパイダー(蜘蛛)」と「ファイバー(繊維)」を足したものだそうです。

このネーミングもオシャレで好感が持てます。

世界中のあらゆる製品に進出する可能性も

スパイバーは、世の中の「あらゆる」分野へ影響を及ぼす可能性があります。

なぜならば、扱っている商品が「繊維」だからです。

繊維は、この世の様々な物質を構成しているものです。

それがクモの糸の強度や軽度、柔軟性を持つものであったら、、

それは様々な活用法が見出せます。

 

クモノスはタンパク質でできています。

例えばどのような製品が可能であるかというと、

以下のようなものが例に挙げられます。

  • 人がぶつかっても歩行者にけがをさせない自動車
  • 着ていても忘れてしまう防護服
  • ジャンプして着地したのがわからないような靴やスノーボード
  • 物凄く軽くて発電効率が良い風車
  • 人の体を守る次世代の宇宙服
  • 人工血管、縫合糸などの医療分野

などなど、我々の世界に革命を起こすような存在なんです。

 

その先駆けとして2015年に大々的に報道されたのが、

ゴールドウィンとの合作であるムーンパーカーです。

また、トヨタ自動車との提携がある小島プレス工業とも合同出資で、

クモの糸を量産するための工場「Xpiber」を設立しました。

 

関山代表がおっしゃる、まずはアパレルと自動車分野への進出に向けて、

スパイバーはすでに動き出しています。

素材分野における人類未踏領域への挑戦

スパイバーが取り組んでいる「繊維」というテーマは、

この世の中にあるものの、どんな分野に影響をもたらすかというと、

もはやキリがありません。

 

例えば、輸送機。

空を飛行するジャンボジェットには、これまでにもどれだけ軽量化できるかというテーマがありました。

ですが、軽量化を目指すと、それに伴いボディの強さが弱くなるので、

難しいとされてきました。

 

しかし、それが鋼鉄の340倍と言われる、驚異的なタフネス性を持った「クモノス」であれば、

これらのニーズにこたえる事が可能と言われているのです。

 

輸送機だけではありません。

クモノスは、ありとあらゆる繊維の代替品となる可能性があります。

石油資源を使用せずに、タンパク質と微生物のみで出来るクモノス。

まさにこの世のすべてを買えるかもしれない、夢の技術なのです。

テラフォ―マーズも夢じゃない!?

最近、「テラフォ―マーズ」というマンガがブレイクしています。

この漫画は、地球上の昆虫や動物などの能力を持った人間が、

火星で進化を遂げたゴキブリと戦うもの。

主人公のオオスズメバチの能力をはじめ、様々な能力が出てきてゴキブリと戦います。

 

そこでは、地球人たちは手術により、昆虫などの能力を出すことができるのですが、

これはよく考えてもやはりマンガの世界の話であり、現実的には難しい気がします。

 

しかしスパイバーでは、人工的にクモの糸を作り出すことに成功しました。

考えてみれば、これまでに地球上で「生物の」繊維を作り出したことってない気がします。

やはりスパイバーはとんでもない発明をしたのだと思います。

IPOでの株式市場上場が、世間的に注目されているのもうなずけます。

官民対話でも、安倍首相の隣に関山社長が座っていますしね。。よっぽどの注目株なのでしょう。

出典:http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201604/12kanmintaiwa.html
出典:http://www.kantei.go.jp/

ゴールドウィンとの提携で、まだスタートラインに立ったばかりと言えるスパイバー。

今後の活躍に注目ですね。